白金運輸 株式会社様 導入事例
点呼の精度を上げるという点で 非常に有益なシステムだと思います。
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DiSynapse IT RC
IT 点呼システム
白金運輸 株式会社 代表取締役社長 海鋒 徹哉氏

デシナプスの「点呼システム」を導入。
そのきっかけ、効果を代表取締役社長の海鋒様に伺いました。
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課題
- 各営業所で閑散時点呼をやっているので人件費がかかる
- 管理者と出発車両がそれぞれの都合を折衷で点呼をやっていた
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効果
- どの運行管理者が点呼を行っても、まったく同じ精度で点呼をすることが出来るようになった
- 点呼業務が乗務員のみなさんと点呼する側に身についた
導入前の課題
-IT点呼システムを導入するきっかけと課題についてお聞かせ下さい。
まずきっかけとなったのは我々の業界の法律的な規制緩和である安全性優良事業所の認定の制度が出来上がって、その認定事業者に対してロイヤリティとして規制を緩和する制度が出来上がった。
当然私共もその制度に対して、調べてみたときに遠隔地でIT技術を利用して点呼を行うことが出来るということだったので、今の時代に当然しかるべき機能として取り上げられたものだなと思いました。
夜間などいわゆる閑散時の点呼を今まで各営業所でやっていたものが本社で集中して出来るということで、人件費の面や、管理者と出発の車両がそれぞれの都合を折衷でやっていたものをお客様の都合でコンプライアンス上の精度を上げて出発の手続き、点呼が出来るので非常に業界全体としても有益なGマークに対するロイヤリティであるということで我々も取り組みたいと思いました。
当社はいま5つの営業所があるのですが、1つの営業所はまだ出来て3年未満でGマークの方は申請出来ないのですが、4つの事業所はGマークをすでに取得しているので、4拠点でIT点呼をすることで、経費面と管理面の精度を上げるというところでスタートした、というのが利用するきっかけになりました。
採用した理由
-情通を採用した理由についてお聞かせ下さい。
今回は初めての試みですし、IT点呼を導入した同業者さんはたくさんあると思いますが、我々の使いやすいようにさせて頂きたいということもありました。
まずは長年のお付き合いということ、悩みを聞いて頂ける相手だったということで、比較的迅速に対応して頂いたということもあり、今回は情通さんにお願いした、という経緯です。
やはりつながりとかお付き合いって大事だと思います。もうひとつ加えて言えば、私ども運送業界に精通していると、これは間違いない事実だと思います。
導入後の効果
-システムの導入後、どのような効果が出ましたか?
導入する企画の段階から効果があったんですが、情通さんとご相談をさせて頂いている経過の中で、「点呼」というもの自体に着目していった方がいい、と思ったのが導入前からの効果です。
いろいろとプレゼンを受けた中で、免許証リーダーを見せていただいた時にここからつながって仕組みが構築出来る。遠隔地で実際生身の人間同士が対面していないが、対面と同じような形で点呼が出来るというのが仕組みとして素晴らしいです。それ以上にここまで仕組みを構築するのであれば通常の対面点呼でもこれを使えるのではないかと。
その後様々にご相談をさせて頂きながら、対面でもすべて機能を使いたいというところでシステムを構築して頂いて感謝してます。
そもそも遠隔地点呼というところがその時点では補助的な機能であって、点呼を画一的に一定の精度をもって出来る仕組みで記録が出来るところと、どの運行管理者が点呼を行ってもまったく同じ精度で点呼をすることが出来るところがいいです。
マニュアル的なことは好きな方ではないのですが、点呼を受ける側も点呼を執行する側も、年齢とか、経歴であるとか、たくさん対人的な要素で点呼だけではなくて仕事を円滑にするための阻害要因が無くはないんです。
ベテランのドライバーと新人の運行管理者の組み合わせなどは、しっかり点呼を受けて頂けるかというとなかなか難しい面があったりする。その逆でベテランの運行管理者で自分のやり方がすでに構築されている方は今の世の中でコンプライアンス上「最低限ここはやりましょう」「この手順で乗務員さんにしっかりしつけをしていきましょう」、というようなところを口で言っただけでは出来ない。
誰が誰に対して点呼を行っても機械をはさむことで比較的心理的な障害を取り除いて点呼業務が出来る。そして点呼の精度も上がるということで、遠隔地だけではなく、対面においてもまったく同じことが行える。そういったシステムになってると私は認識しています。
導入中から導入後の効果としては、そもそもの点呼の精度を上げるという点で非常に有益なシステムだと思います。しかも動画・音声で全部残るので、「社長が見るよ」と言うと効果覿面です。
-当初期待していた以外の効果についてはいかがですか?
点呼の質が上がるということと併せて、乗務員と点呼執行者が否応なしに手順に従って機械で操作して点呼していくので、”身についた”ということでしょうか。
それは点呼を受ける方も執行する方もこれが標準なんだ、と思ってやって頂いてます。私が見る限りは慣れてくるとみなさん滞りなくやって頂きますが、ある日機械を外しても同じ手順で同じ様に点呼業務をすると思います。そういう点では当然教育にもなってるし、これが我々の業界のあるべき姿だという部分でいうと、外にお見せしても恥ずかしくない状態だと思います。
-気に入っている機能や使い方について工夫されていることなどはございますか?
スタートボタンが免許証リーダーというところが一番のお気に入りです。
当然、免許証とかいろんな資格系の修了証とか証書を携帯しなさいと指導していますが、一番我々の業界で重要な免許証のチェックがスタートキーになっているところが、「いい」「らしいな」と思います。
自分の免許証を入れるところから今日の仕事がスタートする乗務員の方のモチベーション的な部分に関しても、「よし、やるぞ」と思って頂けるなら非常にありがたいし、そうじゃなくても、自分自身にもスイッチを入れていかなくてはならないと思っているので、ある程度人間だから様々な状況はあると思うんですけれど、そんな中でスタートの機能が免許証をまずピッと入れて仕事をスタートすると、私の個人的な好みかもしれませんが良いです。
-何か特別工夫されていることなどはございますか?
使い方については予定通りなので想定以上や想定外のことはないです。アルコールチェッカーも非常に精度の良いものを入れて頂いているので、そういう点では前々からアルコールチェックは始業の時点、終業の時点と当社もやっていたのですが、携帯出来る簡易型でした。
非常に精度が上がってるので乗務員や管理する側もしっかりやらなきゃならない、という気持ちを少し引き締めているんじゃないかないかと思います。
最終的にはあくまでも人が使うシステムなので、その精度がいいことが働く人にもいい効果をもたらしているし、いくんだろうと思います。
今後の期待
-今後の展開につきましてお聞かせ下さい。
まだ年数の関係でGマークの申請が出来ない営業所があるので、Gマークを頂き次第、当然その枠を拡げていきたいと思っています。全営業所で取り組む仕組みには当然したいと思っています。
加えて、IT点呼も含めて様々な機能を付け足してきているというところもあるので、出来れば一元的に管理出来るように整理整頓する時期は来てしかるべきだと思います。
ある程度デジタル技術が業界に取り入れられるのが落ち着いたところで一元的に管理出来る、シンプルな方が一番いいです。管理者への負担も無くす、管理者への負担を軽減するという形です。
今までは管理している内容に着目してきましたが、それは逆にいうと管理する側は負担がどんどん増えてきているということですので、今度は当社で管理にあたっているみなさんの業務の内容を軽減出来ればよりいいのではないかと思います。
※白金運輸様は過日、全日本トラック協会の取材を受けまして
「中小トラック運送事業者のためのITガイドブック及びITベスト事例集」(会員専用ページ)
≪点呼をIT化して業務の質を高める ~IT が支援する点呼品質すべての点呼はデータで確認~≫
に事例紹介されました。
-ありがとうございました。
お客様プロフィール
社名 | 白金運輸 株式会社 |
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本社 | 岩手県奥州市江刺区稲瀬字沼舘69 |
設立 | 昭和49年12月 |
資本金 | 86,250,000円 |
URL | http://www.srg.co.jp/ |
事業内容 |
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